「高千代 純米辛口 火入れ原酒(新潟)」日本酒度が+13度と大辛口なのに旨味とキレが楽しめる日本酒

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お正月といえばおせち料理に、お屠蘇として日本酒を召し上がる家庭も多いのでしょうか。

正月は2日ほど実家に帰ったのですが、普段ビールとワインの実家でも、正月くらいは・・・ということで、日本酒を飲みました。

(ま、その他ワインはワインで、赤ワインの空き瓶の量が結構だったのは内緒のお話)

2017年明けて最初に飲んだお酒「高千代 純米辛口 火入れ原酒」のご紹介です。

お酒について

新潟県南魚沼市にある「高千代酒造」さんの醸すお酒。

ちなみに、高千代さんの「高」の字は、本来は「はしご高」の高の字なのですが、機種依存文字で文字化けする可能性があるので、「高」の表記とさせていただきます。

正式名は「高千代 純米辛口火入原酒 扁平精米六割五分 無調整無加水」という長い名前のこのお酒。

幾つかのこだわりがあるお酒なんです。

まずは、「一本〆」という全国では珍しい酒造好適米を使っていること。

新潟県が品種改良で作ったお米で、これを委譲され、現在この蔵元さんが管理しているのです。

そして、もう一つのこだわりは、「扁平精米」という方法。

本来、精米するとお米の縦の長い部分のところは多く削り取られて、丸い形になります。

これを、お米の形に沿って、縦横同じだけ削っていく方法を「扁平精米」といい、通常の精米より2倍以上の時間がかかるとのこと。

しかし、この方法を使うことで、お米本来の旨味がしっかりと残るお酒となるわけです。

ちょっと甘めのキャンディーのような、穏やかな香り。

口に含むと、キリっとした酸味の後に、お米の旨味とコクがじわりと広がります。

それでいて、喉越しがすっきり。

そして最後にスッとしたキレ。

単なる「辛口」ではなく、旨味もじっくりと楽しめるお酒です。

合わせる肴は

こんにゃくの田楽

こんにゃくの風味と、お味噌の風味。

その風味を邪魔せず、お味噌の旨味と一緒に楽しめます。

ひじきの煮物

しっかりとしたひじきの風味との相性が良いです。

本日のまとめ

「辛口」と一言にいっても色々な種類の辛口があります。

旨味もコクも楽しめる辛口のお酒。

コスパもなかなか良いので、家飲み用にピッタリですよ。

じっくりと楽しめるお酒です

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長羅ある

モバイルサイトデザイナー&唎酒師。 日本酒好きが嵩じて、2016年2月に唎酒師の資格を取ってしまいました。 美味しい日本酒、グルメ、スイーツ、国内旅行、音楽(T.M.Revolution)を中心に、日常にちょっとでも潤いを与えられたら・・・という思いで書き綴ります。
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