お正月といえばおせち料理に、お屠蘇として日本酒を召し上がる家庭も多いのでしょうか。
正月は2日ほど実家に帰ったのですが、普段ビールとワインの実家でも、正月くらいは・・・ということで、日本酒を飲みました。
(ま、その他ワインはワインで、赤ワインの空き瓶の量が結構だったのは内緒のお話)
2017年明けて最初に飲んだお酒「高千代 純米辛口 火入れ原酒」のご紹介です。
お酒について
新潟県南魚沼市にある「高千代酒造」さんの醸すお酒。
ちなみに、高千代さんの「高」の字は、本来は「はしご高」の高の字なのですが、機種依存文字で文字化けする可能性があるので、「高」の表記とさせていただきます。
正式名は「高千代 純米辛口火入原酒 扁平精米六割五分 無調整無加水」という長い名前のこのお酒。
幾つかのこだわりがあるお酒なんです。
まずは、「一本〆」という全国では珍しい酒造好適米を使っていること。
新潟県が品種改良で作ったお米で、これを委譲され、現在この蔵元さんが管理しているのです。
そして、もう一つのこだわりは、「扁平精米」という方法。
本来、精米するとお米の縦の長い部分のところは多く削り取られて、丸い形になります。
これを、お米の形に沿って、縦横同じだけ削っていく方法を「扁平精米」といい、通常の精米より2倍以上の時間がかかるとのこと。
しかし、この方法を使うことで、お米本来の旨味がしっかりと残るお酒となるわけです。
ちょっと甘めのキャンディーのような、穏やかな香り。
口に含むと、キリっとした酸味の後に、お米の旨味とコクがじわりと広がります。
それでいて、喉越しがすっきり。
そして最後にスッとしたキレ。
単なる「辛口」ではなく、旨味もじっくりと楽しめるお酒です。
合わせる肴は
こんにゃくの田楽
こんにゃくの風味と、お味噌の風味。
その風味を邪魔せず、お味噌の旨味と一緒に楽しめます。
ひじきの煮物
しっかりとしたひじきの風味との相性が良いです。
本日のまとめ
「辛口」と一言にいっても色々な種類の辛口があります。
旨味もコクも楽しめる辛口のお酒。
コスパもなかなか良いので、家飲み用にピッタリですよ。
じっくりと楽しめるお酒です
こんなお酒もオススメです
「自然酒の古里 田村 純米吟醸(福島)」ふくよかなお米の旨味とスゥっとキレる爽やかな後味をもつ日本酒
「而今 純米吟醸 雄町無濾過生(三重)」甘い果実の香りと甘みから、キュッとした切れのあるクリアな日本酒
「南 無濾過 純米中取り(高知)」旨みと香りの絶妙なバランス!ずーっと飲んでいたい日本酒
長羅ある
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